箱庭で遊ぶ日々

よく考えながら生活していくために

義父の入所と空き家の管理 2

気持ちよく眠れるという.古い家にいるといろいろなことを思い出したり,寒さが気になって眠れなくなったりしたが,そう行った心配がまったくなくぐっすりと.食べ物に多少の不満はあるが,それは「自分が食にうるさくわがまま」であるため,我慢しようと思う,とのことだ.まずまずのスタートだ.早く実家に帰りたい,と言われたらまた一苦労なのだ.何しろ,本人が心地よく過ごせていることが大切だ.

食べたいものや必要なものについて,次々と要求してくる.湯沸かし器が欲しい,番組表が欲しい,お菓子が欲しい,ふりかけのようなものが欲しいと.息子はそれらすべてに対応しようと一生懸命にやっている.脱帽だ.看護師や施設の関係者とのやりとり,定期検診をする医者や薬を処方する薬局との契約なども初めてのことなので手がかかる.高齢者一人ではとてもできないだろう.子どもが高齢者の場合,誰かこの役割を引き受ける人が必要だ.

何から何までお金がかかる.部屋で食べる時には,110円かかる.看護師に何か尋ねるだけでも10分300円.正直,たまげてしまった.集金システムがものすごく細かくできている.効率的かどうかはわからないが.

入所後は,3週間おき程度に訪問をすることにした.その際に空き家の管理も行う.広い家の管理だ.気が遠くなるような作業だが,なぜかその家を訪れると一生懸命に掃除をしてしまう.「家」にやらされるのだ.そして疲れ果てる.やらないと埃だらけになって,自分たちが気持ちの悪い思いをする.空き家管理は,老いた親の世話に負けず劣らず非生産的な作業だ.高齢化社会,というのは,このような非生産的な活動が世の中全般を支配するような社会だということに今更ながらに気がついた.

6月に入って冷蔵庫の要望があったので冷蔵庫を購入.何かにつけてお金がかかる.予想していた以上に負担増だ.予算を上回ってしまう可能性が高い.少しでも手頃で施設に引っ越しできないか.もう少し実家から近い施設に.さらに検討を続けることとなる.

4月最初

4月29日(日)義母の5回目の命日

5月20日(日):家族2名で訪問.除草剤を散布.空気の入れ替え,掃除 → 除草剤の巻きすぎか,お墓の気が枯れてくる.とても残念だ(7/2)

6月10日(土): 部屋の入れる 朝日新聞をとることに,実家の掃除.そろそろ蚊が入ってくるのが心配.網戸を購入することを考える.家の中は思ったよりも変化がない.それほど埃っぽくならないので助かる.密閉された家ではないので臭くもならない.

7月2日(日):家族3人で施設へ,1名は残って布団干し 洗濯 掃除.1名が残って掃除と古い者の片づけ.50Lゴミ袋二袋分のゴミを出す.