箱庭で遊ぶ日々

よく考えながら生活していくために

防音室がほしい

自由な時間ができたら何をやろうか,と考えると少し楽しい気持ちになる.仕事で欲張らず健康であれば,残りの人生,基本的には自由時間が増えていくことになるのだ.

昨年は,なぜか夢中になって庭の草取りをし,芝生を植え,何種類かの植物を植え,水やりに励んだのだが,これが何とも楽しかった.Covid-19のお陰で在宅時間が増え,庭いじりの面白さに開眼できたのだ.

庭いじりも楽しいが,冬には日陰しかない20平米ほどの庭でできることといったら限りがある.やはり,頑張れば上達して,やればやるほど世界が広がり,しかもそのこと自体が心身の健康に良いことをしたい.

陶芸,油絵なんか,取り組んでみたい.

フランス語やイタリア語などのヨーロッパの言語を,旅先で困らない程度に勉強してみるのも良い.

が,「頑張れば上達して,やればやるほど世界が広がり,しかもそのこと自体が心身の健康に良いこと」という条件を満たすのは,何と言っても楽器演奏だろう.まずは,ピアノの練習をやりたい.ここ数年は全くキーに触れていない.大きな理由は,50坪足らずの戸建が立ち並ぶ近隣への配慮だ.お子さんたちが巣立って静かに夫婦暮らしをしている家庭が多いなか,ピアノの音を響かせるわけには行かない.実際,3件ほど離れた家からフラメンコギターの音が聞こえてくると,「静かにしたいのになー」と思ったりする.上手か下手か,の問題ではなく,その音を,その曲を,まさにその時に聞こえてきても良いのか,という問題だ.お互いの家庭に子どもがおり,かたやピアノ,かたや管楽器,方や素振りの音が聞こえているうちは,無意識のうちに「お互い様だよね」という気持ちが湧いくる.ところが子育てが終わってのんびりと庭仕事を楽しんでいるときに,近隣から聞きたくもないエチュードが聞こえてきたのでは,不満が募っていくだろう.

というわけで,ピアノを弾きたい,チェロを習いたい,三味線をかじって見たい,というからには,防音対策をして人様に迷惑をかけないようにしなければと思う.

どのくらい費用がかかるのか,どんな業者,どんな工法があるのか,を調べて見た.

まず大切なことは,「どのようなレベルの防音を目的とするのか」というこらしい.ホームページの紹介を見ただけでは業者の良し悪しはわからないが,とりあえずは以下3社について,調べて見た.いくつもあるので,正直,どこが良いのか迷ってしまう.やはり,実際に防音室を作った人に直接聞いてみる必要があるかも知れない.

 

ピアノの防音室|構造から費用まで|D.S.Pコーポレーション

バドシーンについて | 防音室工事のデザインと性能保証のバドシーン

会社案内|防音室・防音工事・対策は環境スペースにお任せ|サウンドゾーン

音の大きさと防音室 | 防音工事の事ならリブテック 日本全国対応可能

ピアノ用防音室の施工事例ギャラリー | 高橋建設株式会社

 

調べ始めたばかりだが,どの会社からお共通してえられた情報は以下の通りだ.

1.外部でD60程度の防音をするには,6畳で250万円〜かかる.

2.防音工事をすると,部屋が一回り小さくなる.

3.サッシによる防音が可能で,居間と防音室とに空間的な連続性を維持できる.

 

実際にどの業者にお願いするか決めるまでには,いろいろ調べてみる必要があるだろう.時間はかかりそうだが,部屋のレイアウトについて考えたり,期待通りの防音室が手に入ったときのことを思い浮かべるとワクワクする.それほど音に気を使わないとならない空間に居住しているということか.